電源

環境発電(エネジーハーベスト)というのは、勝手が違うのでとても難しい。

何が一番違うかというと、本来ベースとなり最も安定していなければならない

電源がとても不安定という矛盾を抱えているから。

 

cubesatサイズの太陽電池の場合、数V数十mAがせいぜいなので

ちょっと電流を使う機器を使うと電圧が落ちてしまう。

 

また超低電圧から起動できるDCDCコンバータといってもデータシートを

眺めただけでは見えてこないものが沢山ある。

 

LTC3105にしても250mVから起動できる、としているが、普通に想像するのと

大分状況が違うので注意が必要。

電圧が印加されスタートアップするが、この状態で電流を流すと電圧降下して

まともに出力できない。

本来の性能を発揮するには、MPPC設定電圧以上の電圧が掛かり、通常モード

に移行しないとMPPC機能が働かないので、その状態になるようにする工夫が必要になる。